安全と品質を保証する
藤田金屬のコイル転倒防止架台

COIL FALL
PREVENTION
STAND

鉄鋼業・金属加工業・物流業における
コイル材保管場所のお困りごとに

  • 転倒による
    事故のリスク低減
  • 地震による
    倒壊リスク低減
  • 置場スペースの
    有効活用

60年のノウハウに基づいて開発された藤田金屬のコイル転倒防止架台が様々な課題を解決

特長

安心

端部支柱と着脱可能な倒れ防止パイプにより、コイル材の倒れを防止。フレーム構造により転がりも防止し、作業者の安全を守ります。

安全

地震の揺れにも耐えられる設計で、コイル材を架台内に留まらせるため、作業者は安全に避難できます。

省スペース化

コイル材の倒れや転がりの心配がないため、周囲に作業通路を確保でき、限られたスペースを有効活用できます。

動画で見るコイル転倒防止架台

商品詳細

3Dモデリング

標準サイズ表

単位 mm

仕様型式名標準対応外径架台長さ差込ピッチ寸法(H×L×W)
標準100H2000@200600~120020002001100×2000×656
標準100H3000@200600~120030002001100×3000×656
標準100H4000@200600~120040002001100×4000×656
大径150H2000@200800×150020002001380×2000×800
大径150H3000@200800×150030002001380×3000×800
大径150H4000@200800×150040002001380×4000×800

※上記以外の仕様・サイズについても製作可能ですのでお問い合わせください。

付属品

緩衝材(木材又は再生プラスチック材)、倒れ防止パイプ、パイプ先端養生キャップ、吊金具(本体に溶接済み)、補修用塗料

よくある質問

コイル転倒防止架台の長さについて

コイル転倒防止架台の長さは決まっていますか。

お客さまの置場レイアウトに合わせてご指定長さで製作します。ただし全長が6,000mmを超える場合は、輸送及び倉庫内での取り回しに支障をきたす惧れがあるので現地での簡単なボルト締結による連結仕様となります。
置場環境により、片側若しくは両側の支柱を省略したタイプも製作可能です。

保管可能なコイル材の大きさについて

保管できるコイル材の外径に制限はありますか。

標準仕様ですと概ね外径600mm~1,200mm程度、大径仕様ですと概ね外径800mm~1,500mm程度のコイル材を保管できます。

保管できるコイル材の内径に制限はありますか。

内径300mm、500mmのいずれにも対応できます。

倒れ防止パイプについて

倒れ防止パイプの差し込みピッチは決まっていますか。

200mmピッチを標準とさせていただいていますが、保管されるコイル材の幅が狭い場合は100mmピッチもご選択いただけます。

付属する倒れ防止パイプは何本ですか。

標準仕様・大径仕様とも、長さ2,000mmタイプで8本、3,000mmタイプで12本、4,000mmタイプで16本を標準とします。パイプ先端に取り付ける養生キャップを同梱します。ご要望により追加のご注文も承ります。

設置方法

設置は簡単に行えますか。また、アンカー工事は必要ですか。

運搬の都合上、支柱を取り外した状態で納入させていただきます。そのためお客さまの方で現地で簡単な組立て(架台1基あたりM12或いはM20のハイテンボルト8本)をお願いしています。荷卸し作業のクレーンで支柱を保持しながら、1基あたり作業者2名で10分程度です。
なお、設置に当たってのアンカー工事は不要です。

一旦設置した後に倉庫内で小移動は可能ですか。

倉庫内での移動もホイストクレーン又はフォークリフトで容易に行えます。
本体及び付属品を合わせた重量は、標準仕様2,000mmタイプで約230kg、3,000mmタイプで約300kgと軽量です。

保管製品の養生について

保管したコイル材が置場土間面に接触する事はありますか。

極端に外径の小さいコイル材(標準仕様で500mm以下、大径仕様で650mm以下)でない限り、土間面には接触しません。
また架台本体が保管製品と接触する部分は木材又は再生プラ材(リプラギ)で養生されていますので、コイル材の表面が金属に接触する事もありません。コイル材の端面は支柱又は倒れ防止パイプに接触します。

塗装色について

塗装色は決まっていますか。

標準色としてライムグリーン(マンセル10GY8/4)、エッグシェル(マンセル2.5Y8.5/1.5)をご用意しています。またお客さまのご希望によりこれら以外の塗装も承りますので、その際はマンセル値或いは日塗工色番号をご指定ください。

浸水対策も同時に行いたいのですが

浸水対策も同時に行える仕様のコイル転倒防止架台は製作できますか。

全体的に約200mm嵩上げしたタイプがございます。このタイプですと床下浸水程度には有効ですが、これ以上の嵩上げは安全性や作業性の面からお勧めしません。

製品ポリシーと開発

製品ポリシーについて教えてください。

「安心」「安全」「省スペース化」をキーワードに、「安心の作業環境で製品品質の保持が出来るように」「作業者が安全かつ効率的に作業出来るように」「在庫を整然と保管する事によって置場の省スペース化を実現」を目指して今でも改良を続けています。
形状はいたってシンプルですが、そこにはモノづくりの町三条に生きる我々の想いが込められています。(実用新案登録第3235863号)

藤田金屬の自社開発製品なのですか。

当社が1970年に新潟県三条市においてコイルセンターを開設以来、半世紀以上にわたって現場で改良を重ねながら使い続けてきた製品です。現在も当社の7か所のコイルセンター全てで全面的に使用しています。

製作はどこで行っていますか。

当社の厚板・形鋼事業部の製缶工場(新潟・山形)で、材料の調達から組立塗装まで一貫生産を行っています。

地震への備えは

過去の大地震での被害状況は。

2004年10月の新潟県中越地震では、当社三条支店(新潟県三条市)で震度5弱。
2011年3月の東北地方太平洋沖地震では、当社東北コイルセンター(宮城県岩沼市)及び郡山コイルセンター(福島県郡山市)でそれぞれ震度6強。
2021年2月の上記地震の余震では、当社東北コイルセンター及び郡山コイルセンターでそれぞれ震度6弱。
2024年1月の能登半島地震では、当社三条支店(新潟県三条市)及び燕支店(新潟県燕市)でそれぞれ震度5強。
上記いずれの地震においても、コイル材の架台外への逸失はありませんでした。
基本的な設計思想は「コイル材を固定する」事ではなく、「コイル材を架台内に留まらせる」事にあります。それにより作業者が安全に避難できる時間を確保する事が出来ます。

細幅コイルの横バンド結束

細幅コイルを横バンド結束すれば、架台内に収納する必要はないのではありませんか。

過去の地震での当社の事例或いはお客さまの事例では、地震の横揺れに対しては横バンド結束はまったく無力で一本残らず剪断していました。横バンド結束はあくまで仮止め程度として、架台内に収容していただく事を強くお勧めいたします。

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