入社6年目の採用担当が思う面接のコツ

2025年4月10日
カルチャー

久々に就職活動に関するブログを書いてみようと思います。
(以前に「人との縁について」のブログを書いていますので気になる方は是非ご覧ください。こちらから

今回は就職活動で誰しもが必ず経験する「面接」についてです。早期化と呼ばれる世の中なので既に経験済みの方も多いと思いますが、これから経験する方もまだまだいるのではないでしょうか。

ネットで検索すると色んな対策法が記事になっています。そんな記事と同じことを書くつもりはありません。6年前実際に就職活動を経験し、そして立場を変え採用担当として面接と関わるようになった私から「意識して欲しいこと」をお伝えします!

面接官はあなたを知りたがっている

面接を不安に感じている人がほとんどだと思います。その不安は何からくるものでしょうか?いくつか要因はあると思いますが、「どのような質問が来るのかわからない」という不安が大きいのではないでしょうか。

面接官が質問をするのは「あなた」の事を知りたいと思っているからです。単に経歴を確認したいのではなく、「あなた」がどのような経験をしてきて、どんな学びを得てきたのか、どんな失敗をしてきて立ち直ってきたのか、これから一緒に働きたいと思える人か確認をしているのです。

要するに「自分自身のことに対しての質問が来る」という事です。そう考えるとさほど不安に感じないのではないでしょうか。

面接は自分自身をアピールする場面

事前にエントリーシートを提出していることがほとんどかと思います。面接ではその中に書かれている内容からもっと知りたいことや具体的に聞きたいことを面接官が質問します。「どんな質問が来るのかわからない」のではなく「あなた」が質問項目を提供しているのです。

なので、不安に感じる必要はありません。面接では自分のことを話せばいいのです。あなたは何が得意で、どんな経験をしてきたのかを伝える絶好の機会です。

ですが、自分をただアピールするだけでは不十分です。エントリーシートに書いた内容と話す内容の辻褄が合っているのか…、具体的な根拠・説得力のあるエピソードを話せる必要があります。その為にはアピールする準備が必須です。

自分を知ることが第一歩

これには自己分析が不可欠です。自分の強み、弱み、経験してきたこと、興味があること、嫌いなこと、やりたいこと等を自分が一番理解し、話せるようになっていないと面接官に適切に伝えることができません。

自己分析の方法は色々なサイトに載っているので割愛しますが、分析をしてそれを自分の言葉で伝えられるようになることが大切です。面接は伝わらないと意味がありません。

逆の立場をイメージしてみてください。企業側は自社の事業内容や特徴、強みなどを学生の皆さんにアピールしています。それを聞いて皆さんはインターンシップに参加したり、選考を受ける企業を選定するのではないでしょうか。企業からの説明が上手だと興味が湧き、逆に説明が分かりにくいと志望度は下がるのではないでしょうか…。

面接ではその立場が逆転するイメージです。今度はあなたがアピールする側となり、企業がそのアピールを聞き、共に働きたいと思う人を選ぶのです。

伝えようとする話し方

採用担当者が会社説明会をするときに原稿を読んでいるなと感じると皆さんはどう思うでしょうか?内容が伝わってこないと思います。面接での話し方も一緒です。

作った原稿を丸暗記して話すのではなく、伝えたいキーワードだけ頭に入れておいて、その場で考えながら自分の言葉で話す方が自然で相手に伝わりやすいです。

これは、すぐにできるようになるものではないです。やはり何度も練習が必要です。私も就活当時は何度も練習しました。エントリーシートに書いたことを振り返って伝えるべきキーワードを確認し、「こう話そう」「こう伝えようと」イメトレをし、実際に声に出して話す練習をしました。エントリーシートには書けなかった具体的な話があればそれも頭に入れて面接に臨んでいました。

私の失敗談

お恥ずかしいですが、面接時の失敗談を少しお話します…。それは、面接会場に入室した瞬間に頭が真っ白になったことです。椅子まで歩くのもカチコチで大学名と名前を言う声が震えていました。(自分でも驚くほど聞いたことのない声でした笑)面接官からの一言目が「すごく緊張しているね」だったことを覚えています…笑

面接官は2~3人くらいの想定で面接練習を行い、苦手意識をあまり持たず自分はうまくできるだろうと挑んだ面接でした。それが良くなかったと反省しています。実際の面接はもう少し人数が多く、入室した瞬間に予想外の光景が広がり、いつも通りの自分はどこかへ行き、テンパってしまいました。もちろん、自信を持って臨むことは大事ですが、自分自身を過信することとは別であると学びました。

その面接は、「すごく緊張しているね」と聞かれた際に、正直に「自分も驚くほど緊張しています。」と素直に伝えたことで場も和み、面接官と会話をしていく中で自分のペースを掴むことができ終えることができました。ただ途中まで自分が何を話したか記憶はありません。笑

 

皆さんに花開く未来が訪れますように

 

 

面接は緊張するものですが、恐れるものではありません。しっかり準備をして自分自身を最大限にアピールできるようにしてみてください。

このブログが皆さんの一助となれば嬉しいです。少なくとも藤田金屬は「あなた」を知るための質問をたくさんします。難しい質問はありません。一番理解している自分自身を面接官に是非伝えてください。