24卒内定者が新潟鋼板センターを見学してきました!

2024年2月5日
カルチャー

内定者という目線で見学していただきブログを書いていただきました。第2弾!

2023/12/25に24卒内定者が新潟鋼板センターに行ってきました。

今回は新潟鋼板センターを紹介します。

新潟鋼鉄センターの紹介

6~7割以上は建築、3~4割が山手線などの車両に提供しています。

鉄鋼メーカーから届いた厚板の写真です。

厚み:6~100㎜
長さ:6,096~12,192㎜
幅:2,100~2,438㎜
重量:621~12,017㎏

加工方法紹介

以下で紹介する切断方法は、それぞれCADを使用して設計図を作成し機械に反映し切断していきます。お客様のニーズに合う形に切断していきます。

まず一次加工で使われる機械を紹介します。
1つ目はガス切断です。

燃料ガス(アセチレン・プロパン・水素等)と酸素の混合ガスを用いて、高熱炎により1000℃前後の温度で溶断する方法であり、切断範囲は6~200㎜程度です。厚さには制限がありません。ガス切断は±2㎜程の誤差があり、大量に切断するときに有効です。

2つ目はファイバーレーザー切断機です。

レーザーを発信させる発振器を備え「シードレーザー」を作りダイオードポンプを通し、エネルギーが供給される様に設計されたガラスファイバーで増幅し、鋼板の切断部位に照射し、切断する方法です。

ファイバーレーザーは、ガス切断と比較して3倍の速さで切断が可能であり、正確に切断することができます。誤差は±0.5㎜に抑えられますが厚さ30㎜以上は切断することができません。

次に二次加工で使われる機械を紹介します。
1つ目は開先加工です。

溶接箇所の強度や品質を確保するために側面を斜めにカットし溶接しやすいように加工することです。

開先加工製品

2つ目は穴あけ加工です。

ドリルを使って、ボトルの穴や位置決め用の穴などお客様の用途に合わせて様々な穴をあける加工です。

穴あけ加工製品

皆さん、安全に気をつけて作業を行っていました‼

内定者の感想

A:今回、工場見学をさせていただいて燕支店との違いを感じた点として、加工方法や切断方法が多いことです。その中で多種多様な製品がありました。そして、多くの形で社会に貢献しているということがわかりました。

B:今回、見学させて頂いた新潟鋼板センターでは火花が飛び散ったり、鉄の焼けるにおいがしたりと、燕支店とは違った雰囲気を体感することができました。同じ鉄でも厚さや大きさに合わせて加工方法や機械の種類を変えていることが非常に新鮮で興味深かったです。

C:見学させていただいた燕支店と新潟鋼板センターでは、同じ鉄でも加工設備が全く異なり、お客様のニーズに合わせて加工を行うことがわかりました。様々な分野で自社材料が使用され、地域に貢献をしていることがわかりとても感心しました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

D:厚板はステンレスより板の厚みが大きく、ガスやレーザーを利用し熱で切断していることがわかりました。加工方法や切断方法が多い部分が燕支店との違いだと感じました。加工や切断された厚板が様々な場所で使われていて、改めて感心しました。貴重な経験をありがとうございました。